FUJIWA
ジオフォーラム2007in 静岡
地質リスク−地質断面図を例にして−
株式会社富士和沼津支店
小柳津篤(理学博士)

そしてこちらが造成後です。このように、黄色で示す尾根を削り、水色で示す谷部に埋める造成がなされています。
造成後の航空写真ですが、尾根部を切った所と、谷部を埋めた所が判りにくく、旧尾根部では支持層が直ぐに分布するが、旧谷部では支持層がかなり深いといったことになっています。

以上の航空地形写真から想定される、調査地の地質履歴は、このようになっていると考えられます。
以下に職員の作成した断面図を示します。

@柱状図(土質記号・N値のみ)
地表線とボーリング柱状図結果は、このようになります。判りにくいですが、左側ではロームが厚く分布し、右側では凝灰岩が分布しています。

この条件で作成してもらうと、断面図は、左側の盛土の層厚がほぼフラットで、全体に、左下がりの断面図となります。

A補足調査の付与
ここでは、ロームが分布するため、有効な補足調査として“簡易動的コーン貫入試験”を実施しました。

その結果を付け加えると、このようになります(上の断面図)。下は、補足調査無しで作成した断面図です。作成段階で尾根部の存在を推定しているため、中央部が盛り上がった地層分布になってきたことが判ります。

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